1「夢の階段」さゆゆさん (旧タイトル「元気ですか?」) |
<受賞コメント> ピアノのメロディがとても美しいこんな素敵な曲にタイトルをつけることができて大変光栄です。 自分で作曲はできないけれどタイトルをつけることができるなんてとにかくうれしいです。 私も「夢の階段」をのぼっているようです・・。 |
2「あなたが眠るまで」夏目陽子さん (旧タイトル「散歩には暑い・・・」) |
<受賞コメント> タイトルが採用されたと知り、たいへん嬉しく、光栄に思っています。 とても心地が良くリラックスできる雰囲気の曲だったので、自然にこのタイトルが思い浮かびました。 |
3「遠く遠く遠い空の下で」 〜「旧ソ連抑留画集」より〜 tapiolaさん (旧タイトル「旧ソ連抑留画集の兵士たち」 |
<受賞コメント> 採用の通知は意外でした。曲を聴き、画集を見せていただいた上で抱いた思いは「この曲に新しいタイトルなど不要なのでは?」というものでした。これほど深く強烈なメッセージ性につりあうタイトルはむしろ静謐に近いほど良い、などと感じた次第です。 素直に喜ばせていただきます。有難うございました。 今回「遠く遠く遠い空の下で」〜「旧ソ連抑留画集」より〜タイトルについて木内正人氏のHPを通じて、木内信夫先生にお伝えしたところ、以下の文章を寄せていただきました。木内信夫先生より 「歴史の流れは時勢の都合で変えられたり曲げられたりする例があります。良くも悪くも歴史は歴史です。体験した人がしっかり伝え、賛否を判断して良い世紀にしてゆくべきでしょう。 貴君達が真面目に取り組んでいる姿に感服しています。才能を活かして画集をミュージカルにでも仕立ててみては如何ですか。貴君達ならきっと観る人の心をとらえる事でしょう。 小生も50年若返えりたい思いです。皆さん頑張って下さい。」 木内正人氏より 私たちのHPがお役に立てて光栄です。 ぜひ素晴らしいCDを完成させて下さい。 木内先生の画集はこちらです。旧ソ連抑留画集 HP 〜スタッフより〜 この曲には採用タイトルをつけてくれたtapiolaさんを初め、「タイトルは原題のままでよいのでは」というご意見をいただきました。 皆さんが今回の企画に対して真剣に参加してくれた姿勢に、スタッフ一同大変感謝しております。新タイトルになったことで、より、作曲者の想いや、聴いてくださる方の想いが広がっていくことを信じております。 最後になってしまいましたが、今回の企画をご理解いただいた木内信夫先生、HP制作者の木内正人様、改めてスタッフより御礼申し上げます。ありがとうございました。 |
=作曲家、神尾憲一からのメッセージ= そう言えば、むかし、僕が中学の時にこんな事がありました。 放課後の音楽室でレコード観賞用のレコードを、音楽好きな仲間と一緒に聞いていたときのこと。 1人が言いました。 「俺、この曲聞くと悲しくなってくるんだよなあ・・。」 「えっ?どうして!」 と、いがぐり坊主の若き神尾。 「わかんねえけど・・・、そんな感じなんだよ。」 彼は、むっとした口振りで僕に言いました。 その時聴いていた曲は、ホルストの惑星より「木星」。 彼が、むっとしたのには訳があります。 それは、いがぐり神尾の態度が、彼を馬鹿にしたようでもあったからです。そのころ、いがぐり神尾は、クラシックにどっぷりはまり、音楽の本質とかどうとかには全く興味を示さず、ただ評論家の意見を鵜呑みにするだけの、にわかクラッシックいがぐり評論家だったのです。 いがぐりは、彼に言いました。 「ホルストの木星は、快楽の星を表現しているんだ。つまり、異常な喜びだな。知ってる?(この言い方がポイント。あくまでインテリに!)だから、君の言ってる悲しくなってくるというのは間違ってるわけよ。たしかに中間部のミディアムテンポは哀愁を帯びたようでもあるが、でも、そうじゃないんだよ。あれは、まったりした感じ、平和に酔いしれてるって言う感じ。ワカル?(ちょっと尻上がりに言う)」 彼は、泣きそうな顔になりました。俺はもう一生クラシックなんてきかねえ。みたいな顔でした。 僕は、勝ったな。と、自画自賛。 音楽というのは恐ろしいものです。あと、評論家もこわいですねえ・・・。 でも実は、ほんとのこというと、僕も彼と同じでした。 あの中間部を聞くといたたまれなくなってきて、泣いてしまっていたのです。(家では)若きいがぐり達は、こうして人生の道を、恥をかきつつ歩いていきました・・・・。 結論! やっぱり音楽は、感じたままが一番、皆さんに頂いた沢山のメッセージも、音楽を言葉にする難しさを感じているようです。それでも一生懸命、熱い!ご意見ご感想を書いて下さって、本当にありがとうございます。 これからも、自然体で、音楽を楽しんで頂きたいと願っています。 そうそう、その後いがぐりのせいでクラシックを見放した彼は、ビートルズにはまりバンドを作って大活躍!僕は高校時代、彼にロックを教えてもらいました。 めでたしめでたし・・・・。 |
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