音楽活動歴10数年というキャリアの中で、映像・舞台・ゲームと数々の話題作を世に送り出してきた神尾憲一が、また新たな神話を創り出します。 神尾憲一は作家活動の中で、常々自身に問いかけてきました。 「ミュージカルとは?」 「舞台という限られた時間・空間の中での芝居と音楽の融合…音楽の持つ意味合いとは?」 かの有名な映像作家は言いました。 「音楽は芝居の“伴奏”ではない。音楽は常に芝居とフィフティフィフティの関係であり、そのバランスが壊れた時には、それは作品とは言えない。」 神尾憲一は、今回初めて自らが芝居の原案・脚本・演出も兼ねた「オリジナルミュージカル」という領域で世間に問いかけます。しかも公演日数がわずか1日という、一切の妥協も許されない、一発勝負という常識を超えた型破りの方法で挑みます。 その為に募られたキャストには、歌やダンスのテクニックよりも個人のもつ高いエナジーこそが求められ、結果“個性”を重視した度重なるオーディションにより、まさしく今回の役柄そのもののオリジナルキャストが集合しました。 約150分の上演時間はノンストップで一気に駆け抜け、キャストはその空間で自らの限界まで歌い、踊り、そして泣き、笑い、叫び、全身で観客に訴えかけます。 ミュージカルというジャンルにおける既存の方程式や、一切の規制概念を取り払った創造。 1日だけのために贅を尽くし、1日だけのために集約された新ミュージカル。 神尾憲一が満を持してお送りする今回の「やさしさをわすれたブルース」は、かつてない迫力・興奮の空間が観客を包み込み、ミュージカルシーンのエポックメーキングとして新たな1ページを切り開くこととなるでしょう。 |