いつも元気にドラムをたたく,ペッカー役の大歳勝磨さん。 関西人特有のノリで「ペッカー」について語っていただきました。 |
T | 今日はよろしくお願いします。 |
ペッカー | よろしくお願いします(関西弁)。 |
T | まず,ペッカーはどういう人ですか。 |
ペッカー | バンド“ボヘミアン”でドラムやってます。自分で言うのもなんですが,いい奴ですよー,ペッカーは。 |
T | でも,ケンカをみて笑ってるシーンとかがあるけど・・ | |
ペッカー | ケンカが好きというより,正義が悪を倒すのが好きなんですよ。ブルースは僕の中で絶対の正義ですから,ブルースのケンカは好きなんです。 | |
T | 「正義が好き」というと,仮面ライダーとかウルトラマンとかも・・ | |
ペッカー | もう,メチャメチャ好きですね。ヤッターマンのCDとかも聞きますし,部屋の中はおもちゃだらけです。 | |
T | 高校生でしょう。その割に子供ですねー。 | |
ペッカー | 家庭環境が良くなかったので,僕はちょっと精神年齢が低いんです。 | |
T | あらー。ナイフに続いて二回連続の「家庭環境設定説明コーナー」ですね。 |
ペッカー | 母親は僕を18の時に産み落としたんでまだまだ若いです。「高校生同士なので結婚はできないけど,あの人の子供は産みたい」っていうのがあったんですよ。 | |
T | あー,いい恋愛ですね。 | |
ペッカー | 父さんは違う学校に通ってたんで,母さんとなかなか会う機会もなく。 | |
T | やけにリアリティーのある設定ですね。で,それから? | |
ペッカー | 父さんは子供を産むことについていろいろ悩んだあげく,逃げてしまいました。でも残された母さんは,高校を中退して僕を産んでくれたんです。 | |
T | なんか金八先生のパクリっぽい気がしますが・・まあ,この設定を夜も寝ないで考えたわけですね。 | |
ペッカー | いえ。夜は寝ながら考えました(笑) | |
T | あ,そうですか(笑)。でもペッカーはそんな環境にもめげず,いつも笑顔で跳んでいますね。 |
ペッカー | はい。跳ぶのは僕の仕事です。 | |
T | 仕事はドラムじゃないんですか。まあ,いいです。ところでバンドメンバーとは仲いいですか。 | |
ペッカー | ええ。バンドメンバー抜かしたら,友達はほとんどいませんから。でもだいぶ一方的に仲がいいだけです。 | |
T | つまり,あまり相手にはされてない,と・・ | |
ペッカー | 僕はブルースに,いなくなったお父さんを感じているんです。で,ムッシュにお兄さん,リリーにお姉さん感じてます(笑)。 | |
T | そうだよね。家族いなくてさみしいんだもんね。でもブルースは結構ペッカーのことを可愛がってくれていますよね。 | |
ペッカー | ブルースさんは話し好きなんですけど,あんまりちゃんと聞いてくれる人がいないんですよ。だからちゃんと聞いている僕にばっかり話しかけてくるんです。 |
T | じゃ,ムッシュとは仲いいですか? |
ペッカー | ええ。一番の話し相手です。困ったときはリリーもとても頼りにしてます。 |
T | 困ったときはブルースに相談するんじゃないんですか? |
ペッカー | 僕が困ることっていうのは大体ブルースとムッシュのことなんですよ。だからすぐリリーに相談してます。 |
T | ブルースとムッシュのケンカ?だいぶ激しそうだけど,リリーはどうしているの? |
ペッカー | まあ,多少仲裁してくれるんですけど,あまり根本的には解決してくれてないです。でもブルースをたたいたりできるのはリリーだけですから。 |
T | じゃ最後にペッカーから,見に来てくれるお客さんに一言。 |
ペッカー | 1場,6場でアクロバットで踊ってます。見逃さないで下さいね。ペッカーは狂気じみていますが,基本的に寂しがりやで素直な心の持ち主なので,そこら辺を分かってもらえ るように演じたいと思ってます。是非,見に来て下さい。 |
ペッカーは”トモダチ”のドラムスティックを持ちながら,難しい歌と踊りに頑張っています。ペッカーの姿を見に,会場まで足を運んでください。 |