いつもバンドを見つけてはキャーキャー騒ぐ「おっかけガールズ」役を演じる毛利比早子さん,坂井貴子さん,朝田純子さん。順に1号,2号,3号と呼ばれている3人はインタビューでも元気一杯です。 |
T | よろしくお願いします。 |
1・2・3号 | よろしくお願いしまーす。 |
T | いつも3人一緒なの? | |
2号 | ううん。私たちは“ボヘミアン”のライブに行くときとかバンドの話をするときだけ一緒で,クラスは別。 | |
3号 | そうだよね。あたしなんか1年下なのに一緒にいるんだもんね。 | |
2号 | 私たちの共通点は「ブルースが好き」ってことだけかな。(1号 うなずく) | |
3号 | 普段食べ物の話とかもするけど,基本はブルースと“ボヘミアン”の話ばっかり。 | |
2号 | あたしが元々ブルースを見つけたきっかけはね,あたしに7つ離れたお兄ちゃんがいてそのお兄ちゃんが結婚を・・(長いため以下略)・・なんですよ。 | |
T | あーそう。3人のキャラクターって全然違うんですね。 |
2号 | あたしはね,いつも動作が1テンポトロイんですよ。皆に先に行かれて「あ,あ・・」みたいな。 | |
3号 | あたしはなんかいっつも怒ってる。あと笑ったり,叫んだりとか・・喜怒哀楽の激しいタイプですね。 | |
2号 | 1号は大体二人を助けて面倒を見る役。優等生タイプ。私はいつも宿題写させてもらってるんだから。(1号うなずく) | |
3号 | その間私はお菓子ばっかり食べてるような感じです。 | |
T | そんなシーンはないのに,そんな細かい設定まで・・。でもおっかけの3人って,舞台上では他の人たちと違ってだいぶ高校生らしい感じがしますね。 | |
1号 | 私たちは東京とか都会に憧れる地方の女子高生だから・・ | |
2号 | 髪型とか格好とかは都会の雑誌を見て真似てたりするんだけど,やってることは結構ダサかったりとかして。 |
3号 | そうそう。 | |
2号 | そういう環境だと,逆に都会の人よりパワーあるような気がする。新しいものを追いかけるための。(1号うなずく) | |
T | 12月のラストライブの後,事件が起こりますが・・ | |
2号 | 私たち「おっかけ」っていうのは,時代の最先端を行っているようで,実は毎年何も変わってない人たちなのよね。 | |
3号 | 例えば今追っかけてるバンドが解散しちゃっても,最初は泣いてるのに次の日にはもう別のバンド見つけて追っかけてたりとか(笑) | |
1号 | 「おっかけ」っていつの時代にもいるし,ブルースみたいなカリスマもいつの時代にも現れてくるしね。 | |
2号 | でも今はやっぱりその追っかけてるバンドのことが好きだし,追っかけてることが楽しくって,そこにある意味の生きがいを感じちゃうのかな。 |
T | 3人から最後に一言。 | |
2号 | 私たちは舞台に出てくる女子高生だから,現実よりだいぶキャピキャピ度をあげてるんで「こんな女子高生いたらいいな・・」って言う,あたたかい目で見てやって欲しいかな,と(笑) | |
3号 | あ,もう逃げてるー(笑) | |
2号 | でも今って暗い女子高生が多いじゃない?目が曇ったような・・。だから若さのエネルギーを感じてもらえたらいいな,ってことです。 | |
3号 | 「これだけが好き!」っていう夢中になれるものを持っている人って少ないから,学生のときにそういうものを見つけられた私たちはしあわせなのよね,きっと。 | |
1号 | 好きなものを追いかけて生きる高校生らしい「パワー」を感じてもらえたらと思います。 |
3人それぞれの個性溢れるキャラクターがインタビューで伝わったでしょうか。このパワーを,是非皆さんにも会場で感じていただきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。 |