明るく元気に「教頭」役を演じるヒロシさん。 彼が舞台上に,それまでとはうって変わった空気を作り出します。 |
T | 宜しくお願いします。 | |
教頭 | オウ,ミスター。ヨロシク。 | |
T | 校長とは全く対照的な人だ・・ | |
教頭 | ワタシは日本語よりエイゴの方が好きなのデース。元々エイゴの教師ですから。 | |
T | またいんちきくさい日本語ですね。 | |
教頭 | いんちきとか言わないでクダサーイ。 | |
T | 校長から聞いたのですが,不倫疑惑があったとか? | |
教頭 | ドキッ!!なんてこと言うんデスカー!フリンなんてしてまセーン! | |
T | でも家庭科の非常勤の・・ | |
教頭 | ウルサーイ!あれは純粋なる愛デース!ラブなのデース! | |
T | まあまあ,分かりました。では教頭は女性と普段,どのようなお付き合いをされているのですか? |
教頭 | エート,まず十時にザギンで待ち合わせマース。 |
T | はいはい,銀座のことですね。 |
教頭 | そしてバーガーキングへ行きマース。 |
T | なぜ・・ |
教頭 | そして高級デパートで買い物をして,高級ジュエリーショップで買い物をして,高級ブティックで買い物をして・・ |
T | ちょ,ちょっと待って下さい。それはまさかすべて教頭が買ってあげるのですか? | |
教頭 | トウゼンデース。男としての義務デース。 | |
T | 教頭・・そんなに貢がされてるんだ・・ | |
教頭 | でも女性はナゼカ3ヶ月位で,だんだん話をしてくれなくなりマース。 | |
T | なりマースじゃないだろ・・・ | |
教頭 | そしていろんな女性と愛を育んでいくのデース。悲しいことにワタシはプレイボーイですから,一人の女性にずっとかまっているわけにはいかないのデース。 | |
T | 違う意味で,確かに悲しい。 |
教頭 | エ,何デスカ? |
T | 何でもありません。あの,教頭。好きなタレントは? |
教頭 | 今のイチオシは「パイレーツ」デース。 |
T | そーですか,なるほど。こういう人が増えてきたから,校長の言うように社会の秩序が崩壊してきているわけですね。 |
教頭 | エ,もう一度いってクダサイ。 |
T | よく教頭になれましたね。 |
教頭 | 失敬だネ!キミは。まあワタシは世渡りには自信があるからネ。結局世の中,カネがすべてなのダヨ。 | |
T | 汚い人だなあ。校長に言いつけますよ。 | |
教頭 | エッ,困りマス!あのお方には言いつけないでクダサーイ。彼女はいつもワタシのやることはすべてお見通しの「エスパー」のような方なのデス。 | |
T | そりゃバレるでしょう(笑) | |
教頭 | なぜでショウ。ワタシはいつもあんなに一生懸命隠しているのに・・ | |
T | いろいろ隠すことが多くて大変そうですね。じゃ,最後に一言。 | |
教頭 | 今の不条理な世の中なら,こんな教師が一人位いてもオールOKね!ミーをアメリカ・カブレと呼んでくれ!! |
校長に怒られ,こき使われながら,今日も一生懸命がんばる男「教頭」。舞台上ではいいアクセントになっているはずです。ご期待下さい。 |